先日、恩師主催の演奏会がありました。
毎年この時期に行われる演奏会。
これが終わって
ようやく春が迎えられる。
私の中でのビッグイベントです。
最近は、
直前練習のラストスパートと、
教室の年度のレッスン回数調整もあり、
レッスンはお休みで
練習に集中していました。
いろいろな角度から練習しても
出てくるミス。
日が近づいてくる焦り。
不安。
これも毎年のことで、
以前、本を読んで心に残った言葉を
ふと思い出しました。
ちゃんとした文章は覚えていませんが、
こんなことが書かれていました。
ミスをしたら、
その次のフレーズをより心を込めて弾く
ということ。
この文章を読んだ時に、
そうか、ミスがあっても
その次を
今まで以上に大事にすればよいのか
と、深く心に残った言葉でした。
常に頭に置いておこうと、
楽譜の目のつくところに書き留めました。
でも、なぜか見るたびに引っかかる…
なんだろう?
気づいたのは、
ミスをすることを前提に
書かれているということ。
『より心を込める』はいいことなのに、
その前に
ミスをイメージさせる言葉があるから、
気持ちがマイナスになっていたのです。
ミスがあろうとなかろうと、
『心を込めて弾く』でいいのではないか?
修正テープをもってきて、
前半の言葉を消しました。
他にも、
音をはずさないや、
速くならないなど
否定的な書き込みを見つけ、
丁寧に弾く、
心を込めて弾くなど書き換えたら、
気持ちが前向きに楽になりました。
生徒さんの楽譜にも
否定系の書き込みをしていたかもと、
指導歴20年にして
ようやく気づきました。
普段何気なく使っている言葉も
気を付けないといけませんね。
日常生活での
お子さまへの言葉がけの参考になれば
幸いです😊
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